三井住友海上、米再保険の仲介会社を 530億円で買収へ
2022.08.10 18:45
三井住友海上火災保険は8月10日、米国で再保険の仲介業務を手掛けるトランスバース インシュアランス グループの買収手続き開始を正式発表した。買収額は4億米ドル(約538億円)で、2022年末をめどに完全子会社化する予定。
トランスバースは、損保代理店が契約した商品の大半を、複数の再保険会社に引き受けてもらう仲介業務を行っている。米国ではMGA(マネージング ゼネラル エージェント)と呼ばれ、同国内の市場規模は9兆円に拡大するなど近年注目されている。
三井住友海上はトランスバースを傘下に収めることで、MGAを新たな収益源として成長させる考え。当面は、現中期経営計画の最終年にあたる25年に80~100億円の利益貢献を目指す。