3メガバンク、ことら送金に参画 アプリで手数料無料に
2022.08.09 04:46
みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行の3メガバンクは、10月11日開始の「ことら送金サービス」に参画すると表明した。1件あたり10万円以下の個人間送金をスマートフォンアプリを通じて提供するもので、3行とも送金手数料を無料にする。
日本電子決済推進機構が提供するスマホ決済サービス「BankPay(バンクペイ)」のアプリを通じてサービス提供する。3行は、いずれも自行口座からの送金は他行宛てであっても手数料を無料にする。送金手数料は金融機関ごとに決めることとなっているものの、今後、他の大手行や地域銀行の判断にも影響を与えそうだ。
みずほ銀行はバンクペイのほか、同行提供のスマホ決済サービス「JーCoin Pay」でも10月11日からことら送金に対応する。送金手数料は、バンクペイの場合と同様に無料。三井住友銀行は、同行の「三井住友銀行アプリ」でも対応予定だが、サービス開始日は未定。
ことらは、送金先の取引銀行や口座番号が分からなくても、携帯電話番号やメールアドレスがわかれば送金できるのが特徴。また、携帯番号やメールアドレス宛ての送金なら、メッセージも同時送信できる。
メール、SMSなどのアプリと連携すれば、送金先に対して送金が完了した旨を連絡することも可能。
運営会社の「ことら」は3メガバンクと、りそなグループが出資して2021年7月に設立。1年余りの準備期間を経てのサービス開始となる。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 一部地域銀、レビキャリ活用に悩む 金融庁から強い働きかけ
- 片山さつき財務・金融担当相 積極財政で力強い経済成長
- 信金、メール運用の見直し検討 犯罪対策や内部監査強化
- 大手信金、内々定者交流で辞退減 「転勤なし」ニーズ合致
- 城南信金と京都中央信金、生成AIの共同研究会 キックオフイベント開催
- みずほFG、内定辞退率10ポイント改善 役員が交流、〝距離〟縮める
- SBI新生銀、地銀向けにデジタル資産テーマのセミナー 87行217人が参加
- 経産省、人的資本経営の成果を共有 しずおかFGやCCIGが発表
- 信金、人材紹介支援広がる 「スキマバイト」活用
- 日銀、政策金利を据え置き 賃上げ基調の持続性「もう少し確認」