新規住宅融資はみずほ銀が人気、借り換えはauじぶん銀
2022.08.04 04:40
インターネットの住宅ローン比較サービス「モゲチェック」を運営するMFSは8月3日、住宅ローン利用件数が足元で多い金融機関のランキングを公表した。新規案件ではみずほ銀行が1位、借り換え案件はauじぶん銀行が1位だった。低金利を提示する銀行が利用者から支持を得ている傾向が見て取れる。
調査は、モゲチェックを通じて7月に金融機関の住宅ローン事前審査を申し込んだ2864人を分析した。新規案件では、みずほ銀が申し込み件数の24%を占めて1位となった。「メガバンクの安心感に加えて、変動金利で0.375%という低金利がユーザーをひきつけたと考えられる」(MFSの塩澤崇COO)という。
新規案件の2位はauじぶん銀(申し込み件数全体の13%)、3位はイオン銀行(同12%)、4位は三井住友銀行(同11%)、PayPay銀行(同11%)だった。
一方、借り換え案件は1位がauじぶん銀(同32%)、2位が新生銀行(同15%)、3位がPayPay銀(同11%)だった。いずれも6月以降、物価上昇による固定費削減ニーズなどを見込んで金利優遇キャンペーンを開始した銀行だ。こうした戦略が案件獲得につながった可能性がある。
借り換え案件の4位は住信SBIネット銀行(同9%)、5位はみずほ銀(同8%)だった。
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