SMBCCF、教員向け金融セミナー開く リテラシー向上の機会に
2022.08.03 11:06
SMBCコンシューマーファイナンス(CF)は8月1日、鹿児島市内の吉田南中学校で教員向け金融教育セミナーを開いた。教員向けは鹿児島県内で初めて。各学年の教員ら23人が参加した。
4月の成人年齢引き下げを受け、同校が生徒を指導する教員の金融リテラシーを高める目的で同社に開催を要請した。河野和一教頭は生徒がスマートフォンアプリに課金してトラブルになったケースを紹介し「指導する側も学ばなければならない」と話した。
講師を務めた弓削寛明・鹿児島お客様サービスプラザ長は、。成人年齢引き下げに伴う影響を解説。18歳以上は親の同意なくクレジットカード作成やローン契約が可能になったことなど説明し、学生が金融知識を身につける大切さを訴えた。
グループワークでは金融教育の必要性を議論。「社会に出てから必要な知識」「学校で指導しないと各家庭で差が出てしまう」といった肯定的な意見が多数あがった。一方、「教えることで余計に借りてしまうリスクがある」と危惧する声もあった。
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