アクセンチュア、ESG可視化を開始 AI使い施策提示まで提供
2022.08.02 13:58アクセンチュアは8月1日、ESG(環境・社会・ガバナンス)経営を支援する、人工知能(AI)ソリューションの提供開始を発表した。企業価値に与える影響を分析・予測し、施策を提示。サポートを通じ、データに基づいた取り組みを投資家やステークホルダーに発信する。
本サービス「AI Powered Enterprise Value Cockpit」でESG指標を明確化する。CSR関連データなど全468指標について、日経225構成銘柄から12年分を蓄積し、業種別や競合他社との比較が可能。客観的なデータに基づいた施策につなげる。
シミュレータでは、明確になった課題に対して、各項目の改善目標を記入することで、時価総額に与える好影響を表示する。KPI(成果指標)の設定や管理をダッシュボード上で完結。業界平均に対して、どれくらい取り組めているかも結果に応じて見られるようになる。
近年、ESGを企業戦略の中心に位置づける企業が相次ぎ、国内投資額の年平均成長率は、320.1%と大きく伸びている。同社は今後、「グローバル規模のデータ拡充を行い、より精度の高いシミュレータを実現していく」としている。