富士急ハイランドで金融教育 富士吉田市金融団が連携
2022.07.31 04:50
山梨県内金融機関は7月30、31日に富士急ハイランド(富士吉田市)で開かれている体験型教育イベント「キッズフェス2022」に共同出展し、来場した子供たちに金融教育を行っている。SDGs(持続可能な開発目標)の狙いの一つである「質の高い教育をみんなに」の実現に向けた富士急ハイランドの取り組みに賛同し、地元金融機関から延べ約30人の職員が参加した。
今回金融教育に協力したのは、山梨中央銀行、山梨信用金庫、山梨県民信用組合、都留信用組合、クレイン農業協同組合の5機関で組成する「富士吉田市金融団」。富士急ハイランドからの要請を受けた山梨中央銀が中心となってプログラムや運営体制などを決めた。
プログラムは「江戸時代のお金を学ぼう!」をテーマに、金融団メンバーが当時のおかねの材料や小判1両の価値などを子供たちにわかりやすく説明。その後、内容を確認するための簡単なクイズに答えてもらい、回答者全員に記念として江戸時代の硬貨「寛永通宝」をプレゼントした。
講師役となった山梨中央銀の亀井大輔氏(山梨中銀金融資料館学芸員)は「デジタル化が加速してお金と接する機会が少なくなるなか、こうした場を通じて子供たちに改めて実感してほしい。また、夏休みの課題や自由研究に役立ててもらえるとうれしい」と語った。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%