損保ジャパン、保険審査にDX活用 災害時の業務継続可能

2022.07.23 04:32
事務効率化 脱炭素
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損害保険ジャパンは7月22日、保険契約審査にデジタル技術を導入し、完全ペーパーレスで事務処理を開始したと発表した。バックオフィス業務のオペレーションを抜本的に見直し、大規模災害の発生時にも業務継続が可能な体制を構築する。


従来、全国から送付された自動車保険や火災保険などの申込書類は手作業で仕分けした後、審査は担当者が現物確認で行っていた。


新たな体制では、バックオフィスに届いた契約申込書類を全件スキャンしてデータ化し、書類審査担当者へ自動仕分けや審査事務、部署間連携の全てをシステム上で完結する。これにより災害時にオフィスが被災しても、リモートで業務対応が可能になった。


今回のペーパーレス化では年間1500万枚削減し、二酸化炭素の排出量は105トン減らす。OCR技術やRPAを活用することで業務効率化を進めた。

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