損保ジャパン、保険審査にDX活用 災害時の業務継続可能
2022.07.23 04:32
損害保険ジャパンは7月22日、保険契約審査にデジタル技術を導入し、完全ペーパーレスで事務処理を開始したと発表した。バックオフィス業務のオペレーションを抜本的に見直し、大規模災害の発生時にも業務継続が可能な体制を構築する。
従来、全国から送付された自動車保険や火災保険などの申込書類は手作業で仕分けした後、審査は担当者が現物確認で行っていた。
新たな体制では、バックオフィスに届いた契約申込書類を全件スキャンしてデータ化し、書類審査担当者へ自動仕分けや審査事務、部署間連携の全てをシステム上で完結する。これにより災害時にオフィスが被災しても、リモートで業務対応が可能になった。
今回のペーパーレス化では年間1500万枚削減し、二酸化炭素の排出量は105トン減らす。OCR技術やRPAを活用することで業務効率化を進めた。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 福島銀、貸金庫サービスを廃止 26年3月末で
- 改革の旗手 藤原一朗・名古屋銀行頭取、「健康経営」で日本変える
- 高知銀、投信販売体制を再構築 営業店はマス層のみに
- 埼玉県と県産業振興公社、業態超え新現役交流会 全国初、同一県の9機関協力