盛岡信金、「最も革新的な部署」表彰 営業店長の投票が左右
2022.07.24 04:46
盛岡信用金庫(岩手県、浅沼晃理事長)は2023年1月に迎える創立120周年チャレンジ企画として「最も革新的な部署(MID)」の表彰を初めて実施する。これまで表彰されることがなかった本部各部室の取り組みを、代表理事や営業店長の投票で評価する。対象の期間は7月から23年3月末まで。
対象は本部の6部4室。各部室長は、23年2月末までに自部署の施策や取り組んだ内容、工夫した点、導入効果をA4判1枚の「PR用紙」にまとめ、事務局の企画部に提出する。
各部の取り組みに対し、代表理事と監事、各部室店長が各1票を6部4室から三つ選び、1~3位の順位をつけて投票する。1位は5ポイント、2位は3ポイント、3位は1ポイントの点数がつく。全員分を集計して順位を決め、23年度の店長会で浅沼理事長が表彰し、金一封を贈呈。営業店長が23人と過半を占め、全体の評価を左右する。
同信金は、周年を機にSDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・ガバナンス)金融への取り組みを積極化している。同時に、業務のシステム化やペーパーレス化による合理化・効率化を進めている。
今回の取り組みを通じて改革の速度を上げ、本部と営業店が一体となり、協力し合う組織を目指す。特に、本部各部室の取り組みは営業店には分かりにくいことが多いため、その内容を「見える化」する。期中の部店長会議で取り組みの途中経過も報告してもらう。