宮崎銀、環境寄付型の私募債 引受手数料を優遇

2022.07.15 21:41
脱炭素
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宮崎銀行は7月15日、私募債の引受手数料の引き下げ分を原資に、発行企業が環境団体に寄付する「グリーン私募債」の扱いを始めた。銀行保証付き私募債の適債基準を満たし、脱炭素化や省エネに取り組む企業などが対象。


優遇する引受手数料は発行額の0.2%分。発行企業は引き下げ分をもとに宮崎県緑化推進機構や、かごしまみどりの基金に寄付する。環境保全活動などを行う他の団体も同行と協議したうえで選べる。期間は1年間。発行総枠の10億円に達した場合は取り扱いを終える。


脱炭素の取り組みは再生可能エネルギーでつくられた電力への切り替えやJ-クレジットの活用、工場の省エネ化などの取り組みを想定する。


資金使途は省エネ設備の導入など環境関連資金に限定せず、通常の設備投資や運転資金に使える。

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