埼玉県信金、ファンド投資先のベーグル店が開業
2022.07.09 14:37
築100年超の古民家を改装したベーグル店「MIYATAYA BAGEL」が7月9日、さいたま市岩槻区で開業した。埼玉県信用金庫(埼玉県、池田啓一理事長)と民間都市開発推進機構が共同出資した「さいしんまちづくりファンド」の4号目の投資先「TDS」(岩槻区)が運営する。
TDSは、さいたま市が2021年10月に開催した「第 2 回リノベーションスクール@岩槻」の受講者を中心に構成。ベーグル店の名前は、古民家でかつて営業していた乾物屋「宮田屋」を由来とした。テイクアウト販売を中心に展開し「岩槻の街に親しみやすい場所、新しい つながりが生まれる場所を目指す」(浅野高志・TDS社長)という。
オープン当日は同信金総合企画部の齋藤邦裕部長、岩槻支店の木嵜貴志支店長らも駆けつけ、店には行列ができた。
岩槻区では、21年2月に2号目の投資をした「岩槻家守舎」がカフェスペース「ChaTora 」(チャトラ)、シェアオフィススペース「Co.Tora」(コトラ)を運営。同信金は「連鎖的な投資を通じ、エリア内の魅力的なまちづくりを一層支援していきたい」(地域創生部)と意気込む。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%