大分県信組、玖珠町の農業支援 OSFCの衛星データ活用

2022.07.04 18:59
提携・連携 地方創生
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協定を締結した(左から)𠮷野理事長、宿利政和・玖珠町町長、森秀文・OSFC理事長(7月4日、本店)
協定を締結した(左から)𠮷野理事長、宿利政和・玖珠町町長、森秀文・OSFC理事長(7月4日、本店)

大分県信用組合(吉野一彦理事長)は玖珠町の農業振興を後押しする。7月4日、同町と、おおいたスペースフューチャーセンター(OSFC)の三者で地方創生に係る包括連携協定を締結。人工衛星のデータを活用した高付加価値の農業の実現を目指す。


米バージンオービット社が大分空港(国東市)を水平型宇宙港に指定し、2022年度にも人工衛星の打ち上げを予定する。OSFCは宇宙関連産業の創出を目的に21年に設立し、副理事長を同信組の吉野理事長が務める。


県内陸部の玖珠町は第一次産業が盛んな地域。特に、玖珠米は皇室の大嘗祭で献上され、全国食味ランキングで最高の「特A」ランクを4回受賞したブランド米。今回の協定で、水分量や窒素肥料、累積温度などの管理に人工衛星のデータを活用して、米の品質の均一化を図り、安定的に供給できる体制を整える。さらに、よりランクの高い新銘柄を生み出し、農家の所得向上につなげる。


吉野理事長は「これからは宇宙の時代。3者で新時代に取り組んでいきたい」と強調した。

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