三井住友信託銀、愛媛大と協定 地域経済エコシステム構築へ
2022.07.01 19:45三井住友信託銀行は7月1日、愛媛大学(松山市)と社会・地域課題解決に向けた包括連携協定を締結した。
同行は、社会課題解決型の金融仲介機能を発揮することで、自治体や大学、地域金融、企業を有機的につなぐ地域経済のエコシステムを構築すること目指している。
愛媛大は地域資源などを活用しながら社会課題の解決に取り組んでおり、学生の起業や研究シーズの社会実装支援にも注力。双方が連携して社会課題解決に取り組むことが目指す姿の実現に資すると判断した。
協定では、①起業家教育や大学発ベンチャー創出のための人材育成②同大学発ベンチャーの起業に向けた事業支援③研究シーズの社会実装支援④地域サステナビリティに向けた研究推進――などについて連携する。
愛媛大はすでに地元の地域銀・信金と連携協定を締結。今回の提携については「全国区の銀行で、グローバルな視点で起業家支援に幅広く活動している。信託ノウハウの活用にも期待したい」(社会連携支援部)としている。
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