全銀協、半沢・新会長が就任会見 成長軌道の支え手に

2022.07.01 18:38
全銀協
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会見する半沢・新会長(7月1日、銀行会館)

全国銀行協会は7月1日、半沢淳一・三菱UFJ銀行頭取の会長就任を決定した。半沢会長は会見で、世界経済には地政学リスクなど複数のリスクがあるとしつつ、「銀行界として日本経済を成長軌道に乗せていく支え手としての役割を果たしたい」と思いを述べた。


今年度の基本方針を「サステナブルな環境・社会構築に向けて、新たな価値創造・成長への挑戦を支えていく一年」とした。その上で、取り組むべき3つの柱として① 金融起点の多様なサービス提供を通じたお客さまや社会への貢献② デジタル化を踏まえた安定的かつ利便性の高い金融インフラの実現③ 健全性・信頼性を確保した強靭な金融システムの維持・向上ーーを掲げた。


同日に発表された日銀短観については「全体的には緩やかに改善している一方、業種によってばらつきがある」と話した。その上で、企業環境の不透明感が晴れてくれば設備投資が積極的に行われる可能性があるとし、銀行界が積極的に企業支援に努めていく姿勢を示した。

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