きらぼし銀と第一勧業信組、外国人の起業支援 東京都との連携

2022.06.28 20:17
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きらぼし銀行(東京都)と第一勧業信用組合(東京都)は6月28日、東京都の「外国人起業家の資金調達支援事業」に参画した。外国人起業家への融資や経営サポートなど、都内でビジネスをスタートしやすい環境を整備に取り組む。同日から起業家からの受け付けを開始した。


中小企業診断士など専門家を仲介する東京インキュベーションが統括支援機関。都が運営するビジネスコンシェルジュ東京が窓口となって、起業家から事業計画の申請を受け付け、都が計画を認定する。


きらぼし銀と第一勧業信組には、支援機関を通じて都の補助金が約9億円ずつ融資原資として預託。資金面に加えて融資実行後の経営も支援する。


対象の外国人起業家は、①都から事業計画の認定を受けている②国内で創業して5年未満③事業活動の制限のない在留資格④都内に本店または主たる事務所を置く法人代表者。


融資条件は、きらぼし銀行は「調整中」(広報部)。第一勧業信組は、融資限度額1500万円以内、融資期間10年以内、固定金利で年2.7%以内、保証人は原則法人代表者か不要、無担保。


きらぼし銀は、同支援事業などを通じて「都が目指す国際金融都市の実現にも協力したい」(広報部)という。第一勧業信組は、金融包摂の観点から、2019年9月に在日ネパール人の金融支援で、同国の「NMBバンク」と覚書を締結。21年2月には在日外国人向けに生活総合支援サービスを展開するグローバルトラストネットワークスと協定を結び、積極的に在日外国人支援に取り組んでいる。

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