東証、カーボン・クレジット実証へ 試行取引の参加者募る
2022.06.24 04:46.jpg)
東京証券取引所は6月23日、9月に開始予定のカーボン・クレジット試行取引に向けた市場の制度骨子を公表し、参加企業の申込み受付を始めた。経済産業省が主導する産・学・官が協働で脱炭素社会への移行を目指す「GX(グリーントランスフォーメーション)リーグ」の取り組みの一環。GXリーグ賛同企業やJークレジット制度の利用企業・団体などの参加を見込む。
カーボン・クレジット市場の実証事業では、「Jークレジット」を売買対象とする。Jークレジットとは、国が二酸化炭素(CO2)などの排出削減・吸収量の増加につながる事業をクレジットとして認証したもの。実証事業では、9月から23年1月にかけて、取引の流動性など市場機能の検証を行う。
GXリーグでは、参加企業はCO2排出量削減目標を定めることが求められる。企業が超過して削減したCO2排出量についても同市場での取引対象とする予定で、東証は売買のシミュレーション環境を提供する。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融庁、粉飾対策で「第2線」注視 営業現場と連携求める
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- ブラックロック・ジャパン、国内初の外株アクティブETF上場 AI銘柄に投資、早期100億円へ
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 信金、増える金融・保険業貸出 融資需要低下が影響か
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 大手生保、生成AIがアンダーライティング代替 事務職を営業へシフト