コロナの影響 「収束」15%超える 商工リサーチ調べ
2022.06.22 18:05企業が新型コロナウイルスの影響から徐々に立ち直っている。東京商工リサーチが6月上旬に行った調査に、15.1%の企業が企業活動へのコロナの影響は「すでに収束した」と回答し、過去最高となった。2022年2月に一時的に割合が低下したものの、21年2月から上昇傾向が続いている。
宿泊業・飲食業の8割強が21年5月比で増収と答えるなど、緊急事態宣言など制限がない大型連休のおかげで、コロナの影響が大きかった業界に恩恵があったことが要因とみられる。
一方で、コロナ前の19年5月と比べると、6割以上の企業の売り上げが戻っていない。手厚い政策支援が及ばない業種が経済活性化の波に取り残される可能性もあり、行政の対応が必要になりそうだ。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域銀7行が先行導入 マネロン機構のAIスコア
- 春の叙勲 金融界から24人
- 金融5団体と商工中金、適正な競争へ新枠組み 過去の民業圧迫踏まえ
- 地域銀・信金、取引先の経費削減支援 コンサル会社と連携拡大
- 京都信金、職員向け「京信大学」200回 講座受講者、延べ4000人超
- 十八親和銀、投信客への架電デスク新設 7万先にアプローチ
- Techで変える(2)宮崎銀、融資稟議書作成を自動化 業務時間は95%削減
- 日銀、政策金利を据え置き トランプ関税で海外経済減速見通し
- 大手損保、地銀の窓販デジタル化 火災保険、満期急増で
- SMBC日興証券、25年3月期純利益727億円 純営業収益はSMBC入り後過去最高