コロナの影響 「収束」15%超える 商工リサーチ調べ
2022.06.22 18:05企業が新型コロナウイルスの影響から徐々に立ち直っている。東京商工リサーチが6月上旬に行った調査に、15.1%の企業が企業活動へのコロナの影響は「すでに収束した」と回答し、過去最高となった。2022年2月に一時的に割合が低下したものの、21年2月から上昇傾向が続いている。
宿泊業・飲食業の8割強が21年5月比で増収と答えるなど、緊急事態宣言など制限がない大型連休のおかげで、コロナの影響が大きかった業界に恩恵があったことが要因とみられる。
一方で、コロナ前の19年5月と比べると、6割以上の企業の売り上げが戻っていない。手厚い政策支援が及ばない業種が経済活性化の波に取り残される可能性もあり、行政の対応が必要になりそうだ。
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