17日の日経平均は大幅反落 終値1カ月ぶり2万6000円割れ 前日の欧米株下落で
2022.06.17 17:05
17日の東京株式市場は大幅に反落。日経平均株価の終値は前日比468円20銭(1.77%)安の2万5963円00銭だった。2万6000円の節目を割り込むのは5月12日以来、およそ1カ月ぶり。前日の欧米株の大幅安をうけて投資家のリスク回避の動きが広がった。
この日は、取引開始から2万6000円を割り込み、一時前日比700円超まで下げ幅を広げた。午後に日本銀行の政策維持決定を受けて、金融緩和継続を支えに買戻しから、一時節目を回復したが続かなかった。16日の米国市場はダウ工業株30種平均が741ドル安と大台の3万ドルを割り込んだことも嫌気した。
インベスコ・アセット・マネジメントの木下智夫グローバル・マーケット・ストラテジストは、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げはインフレ抑制にはなる一方で、「景気後退の可能性が高まるのではないかという見方が強まった」と指摘。短期的にはボラティリティの高い展開を予想するが、足元の米国については「経済再開の動きに伴って出てきているインフレ圧力」とし、「夏場を越えれば、落ち着いてくる可能性が高い」と見通す。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融庁、粉飾対策で「第2線」注視 営業現場と連携求める
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- ブラックロック・ジャパン、国内初の外株アクティブETF上場 AI銘柄に投資、早期100億円へ
- 信金、増える金融・保険業貸出 融資需要低下が影響か
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 大手生保、生成AIがアンダーライティング代替 事務職を営業へシフト