ニッキン抄

2022.06.17 05:01
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「何卒 私に名誉を与へて下さい」。1936年、第2回芥川賞の選考委員だった川端康成のもとに、4メートルに及ぶ巻き手紙が届いた。差出人は太宰治。初回で選にもれ、今度こそ受賞をと懇願した“泣訴状”(きゅうそじょう)だ▼よほど賞が欲しかったのだろう。手紙には「私、こんなに頑張っています」と猛アピールする文面が続く。今でいう承認欲求である。ここま...

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