九州地区信金、「しんきんの日」に地域貢献活動
2022.06.15 18:55
九州地区信用金庫は6月15日の「信用金庫の日」にあわせ、寄席やフードドライブ、寄付型定期預金などさまざまな地域貢献活動を実施した。
福岡ひびき信金は6月15日、黒崎ひびしんホールで「ひびしん寄席」を開催した。落語家の三遊亭好二郎氏と桂雀々氏が落語を披露。3年ぶりに実施し、昼・夜の部の2部構成で計800人が集まった。

遠賀信金は、フードドライブ活動(5月23日~6月3日)で集まった食料品を遠賀郡、中間市など9カ所の子ども食堂に寄付。同信金は地元飲食店から購入した米380キロ、取引先のマルヨシ醤油(宗像市)は1.8リットル入りの醤油100本を寄付したのをはじめ、顧客や同信金職員から集まった食料品を寄付した。岡部憲昭理事長は「子ども食堂の運営にご尽力している皆様に敬意を表します。今後も継続的に支援していきたい」と話した。
遠賀信金と大牟田柳川信金は、預入総額の0.01~0.02%相当額を地域活動に寄付する定期預金(1年物)の取り扱いを開始。遠賀信金は「子ども食堂応援定期預金」で子ども食堂に預金総額の0.02%相当額、大牟田柳川信金は「SDGs福祉応援定期預金~未来への架け橋」で大牟田市、柳川市、みやま市、筑後市、荒尾市(熊本県)の社会福祉協議会に預金総額の0.01%(最大100万円)を寄付する。
大牟田柳川信金、筑後信金、大川信金はサトウキビから作った環境にやさしいキッチン用ポリ袋「バイオグリーンキッチンパック」を来店客に配布した。田川信金は花の種を配布。唐津信金は全店で来店客に各店の取引先の食料品など粗品をプレゼントした。
熊本中央信金は、SDGs啓発も含めオリジナルエコ〝軍手〟3000枚を全店で配布した。天草信金は6月15日、取引先の菓子、パン店の11先の特別セット1805袋を全店で配った。
大分県内3信金(大分、大分みらい、日田)は、お客様感謝デーを催し、それぞれ花と野菜の種(1万5000袋)を配布した。
福岡信金と筑後信金は店周の清掃活動を実施。福岡信金、佐賀信金、伊万里信金、九州ひぜん信金、たちばな信金は献血に協力した。
鹿児島県信用金庫協会(鹿児島県、後藤孝行会長)は6月15日、献血時に配布する記念品を鹿児島県赤十字血液センターに贈った。「信用金庫の日」の地域貢献活動で、薬用ハンドソープ500箱と不織布マスク40箱を渡した。一般の献血協力者に配られる。

県内3信金の役職員による献血は新型コロナウイルスの影響を踏まえて3年連続で中止を決断した。2019年までの21年間にわたり続けていた地域貢献活動だった。後藤会長は「23年は再開したい」と贈呈式で話した。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 【実像】保険会社の出向者引き揚げ、地域銀で窓販縮小の動きも
- MUFG、社員起案の新事業が始動 社会課題解決と収益貢献へ
- 金融庁長官に伊藤監督局長 後任に石田総括審議官 局長級以上9人が全員交代
- 金融庁・警察庁、メールにリンク先貼付禁止を検討 不正アクセス防止へ 「やり過ぎ」の声も
- 地銀、25年度上期の円建て保険 販売予想が一転弱気に
- 横浜銀、分業制でM&A高度化 対応力高め成約3割増
- 山陰合同銀、オムニチャネル化実現 25年度は応対自動化検討
- 地域金融機関、「レビキャリ」活用200件に 登録は180機関に増加
- 八十二銀、医療・介護の承継支援 外部機関と連携強める
- 日銀当座預金、「金利ある世界」で減る地銀 残高動向に業態差