貸金業協、新会長に前みずほ銀理事の倉中氏

2022.06.15 17:50
役員人事
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就任の抱負を述べる倉中新会長(6月15日、東京會館)

日本貸金業協会は6月15日、東京都内で定時総会・理事会を開催し、前みずほ銀行理事の倉中伸氏(64)が新会長に就任した。今井三夫会長(68)は任期満了で退任した。


同協会の会員は3月末時点で1021社。21年度は新規加入が45社、廃業等が68社あり、減少傾向が続いている。総会では、成年年齢引き下げに対応し、18〜19歳の若年者の消費者被害防止のために出前講座などによる金融経済教育や教育教材の配布による啓発活動を強化することを決めた。また、内部管理体制の強化やDX(デジタルトランスフォーメーション)化の推進で事務の効率化などに努めるとした。


総会・懇親会の後、記者会見も実施。新会長の倉中氏は「多重債務者は以前より大幅に減少しているが、これは協会員の自助努力によるところが大きい。今年度もシステムリスク、マネロン・テロ資金対策など金融業界全般が直面している課題への対策に取り組む」と話した。


倉中 伸氏(くらなか・しん) 64歳。81年京大卒、日本興業銀(現みずほ銀)入行、09年4月みずほFG執行役員人事部長、10年4月みずほ銀常務、13年4月興銀リース専務、19年4月エムジーリース(現みずほ丸紅リース)副社長、21年6月みずほ銀理事、22年6月退任。

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