館林信金、群馬県信保協と連携協定 本業支援を拡充
2022.06.09 21:05
館林信用金庫(群馬県、早川茂理事長)は6月9日、群馬県信用保証協会(青木勇会長)と「相互協力に関する覚書」を締結した。事業先に対する本業支援を拡充するため、信保協の専門家派遣事業を活用する。企業の非財務情報も共有する。
同信金が地公体や商工団体などと2020年5月に結んだ「地域活性化連携協定」や、14年7月に10団体で発足した「たてばやし創業応援ネットワーク」の活動を通じて支援する事業先などに、信保協の専門家派遣事業を紹介していく。
取引先の了解を得て取り組む非財務情報の共有では、階層別や地区別に開く両者の意見交換会のほか、現場で顧客を深く知る同信金の渉外係25人を対象に同信保協の講師が制度資金の効果的な提案方法などを伝授する研修を22年内に実施し、相互の目線合わせや経営・再生支援の高度化に役立てる。
同信金の早川理事長は「この連携を地元中小企業の発展につなげたい」と話した。信保協の青木会長は「県内全7金庫と協定を結べた。各信金の特色ある強みを最大限に発揮するお手伝いをしたい」としている。