SMBCグループ、モビットなど3社合併 三井住友カードに集約
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SMBCグループは6月8日、決済・ファイナンス領域の子会社を集約すると発表した。三井住友カードを存続会社とし、2023年7月をめどにSMBCモビット、24年4月をめどにSMBCファイナンスサービス(FS)を合併する。
同グループは、国内キャッシュレス市場の拡大に伴い、顧客の買い物に伴う決済起点のファイナンスニーズへの対応を強化する。この合併により、三井住友カードのカードローン事業にはローンブランド「SMBCモビット」が加わり、SMBCFSの信販事業やトランザクション事業なども承継する。
23年春にサービス開始を予定している後払い決済なども合わせて、消費者と事業者双方の幅広い決済ニーズに対し、1社でソリューションの提供を可能にする。
三井住友カードと同社の100%子会社であるSMBCFSは、21年4月にSMBC豊洲ビルに本社機能を集約し、既に実質的な一体運営を行っている。
SMBCモビットの親会社であるSMBCコンシューマーファイナンスはこの傘下に入らず、引き続き「プロミス」ブランドでローンや保証事業を展開する。
このほか、リテール債権回収業務の効率化などに向けて、グループ傘下のサービサーの再編を検討している。