九州・沖縄 5月の倒産45件 コロナ関連過去最多

2022.06.07 19:40
新型コロナ 調査・統計
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東京商工リサーチ福岡支社が6月7日発表した九州・沖縄地区の5月の企業倒産(負債1000万円以上)は45件、負債総額60億900万円だった。新型コロナウイルス関連の倒産は31件で2020年3月に初めて確認して以降、最多を記録した。


倒産件数は前年同月比2件増え、4カ月連続で前年を上回った。前月比では4件増だった。負債総額は前年同月比34億9600万円減少し、5カ月ぶりに前年同月を下回った。前月比は31億6500万円減少した。


県別にみると、件数、負債額ともに前年同月比で増加したのは福岡県、長崎県。福岡県は6件、25億7200万円増加。長崎県は2件、2億2900万円増えた。 


今後のコロナ関連倒産について同支社は、「各種支援策の効果が薄れつつあり、過剰債務を抱えた企業が調達に二の足を踏み、事業継続を諦めるケースが後を絶たない。今後も増勢ペースで推移する恐れがある」と見通す。

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