三井住友銀、中国でESG預金 法人に運用機会提供
2022.06.03 04:31
三井住友銀行の中国現地法人は6月2日、中国の法人向けに定期預金の新商品「ESG預金」の取り扱いを開始したと発表した。預金をESG(環境・社会・ガバナンス)分野のファイナンス全般に充当することで、中国市場の顧客にESGやSDGs(持続可能な開発目標)分野への運用機会を提供する。
ESG預金は、三井住友銀行(中国)有限公司が策定した「SMBCCN ESG預金フレームワーク」に基づいて運用される。この枠組みは、預金を充当する「適格ESGアセット」を規定し、中国の各種ESGファイナンス基準に準ずる「中国基準アセット」と、グローバルの「国際基準アセット」でそれぞれの預金を設定。顧客は一定金額の範囲内でどちらかを選択できる。発売は6月1日から。
預入期間は3カ月以上1年以内。最低預入金額は3000万人民元(約5億8300万円)以上。第三者評価機関である総合コンサルティングファームのアーンスト・アンド・ヤング(英国) の中国現法、安永華明会計師事務所が運用状況を確認し、毎年、認証リポートを作成する。
関連記事
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%