足利銀と栃木銀、メール便を共同運行 コストもCO2も削減
2022.05.31 04:50
足利銀行と栃木銀行は5月30日、行内メール便を共同運行すると発表した。11月から開始する予定。重複するルートを再編・集約し、コストだけでなく、二酸化炭素(CO2)の排出量も削減する。
共同メール便運行の対象地区は、栃木・群馬・茨城・埼玉・東京都の1都4県で栃木銀は全本・支店が対象となる。1日2便ある行内メール便の運行頻度を1日1便とし、両行合計で現行43ルートを26ルートに減らす。これによりCO2排出量を約35%削減できる見込み。
足利銀の清水和幸頭取は「お客さまの利便性確保・向上につながるものではないが、削減分は提供サービスの領域拡大や質の向上につなげる」とコメント。栃木銀の黒本淳之介頭取は「メール便を一本化することで業務の効率化だけでなく、CO2排出削減につながりSDGsにも貢献する」するとした。
両行は、7月から共同でATMを運営する計画を公表しており、メール便の共同運行はこれに続くコスト削減策となる。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融庁、粉飾対策で「第2線」注視 営業現場と連携求める
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- ブラックロック・ジャパン、国内初の外株アクティブETF上場 AI銘柄に投資、早期100億円へ
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 信金、増える金融・保険業貸出 融資需要低下が影響か
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 大手生保、生成AIがアンダーライティング代替 事務職を営業へシフト