熊本中央信金、米由来のバッグ5000枚配布
2022.05.27 19:15
熊本中央信用金庫(熊本市、岡本浩幸理事長)は5月27日、米由来の国産バイオマスプラスチック「ライスレジン」を使ったショッピングバッグを導入した。今後、営業活動や窓口、イベントで使う各種製品をライスレジン製品へと順次切り替えていく。
第一弾として、5月27日から3日間、熊本駅前アミュひろばで開催する「くまもと復興応援マルシェ」で、来場者の買い物袋として5000枚を配布している。バッグのサイズは、縦45センチ、横30センチ。
マルシェは、同信金や地元新聞社などが参画する「SDGs(持続可能な開発目標)宣言くまもと復興応援プロジェクト」の一環で、同信金の取引先を含む50社が出展する。
ライスレジンは、米菓メーカーで発生する破砕米や、飼料としても使えず廃棄される米が原材料。実質温室効果ガスを排出しない「カーボンニュートラル」の性質で、従来のプラスチックと比べ、成形性や強度などは同等。原料は同信金の取引先のバイオマスレジン熊本(熊本県)が製造した。
同信金は「5月から役職員が着用するSDGsバッジもライスレジン製に変えた。少しずつ機運を盛り上げていければ」と話す。