MUFG、 政策保有株の売却目標5000億円に引き上げ

2022.05.19 19:21
資本政策
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三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、中期経営計画(2021~23年度)で掲げた政策保有株式の削減目標を当初の3000億円から5000億円(取得原価ベース)へ引き上げた。5月19日に開催した投資家説明会の資料で明らかにした。


政策保有株のうち売却を合意できた残高が2440億円に達していることが背景。21年度は1690億円を削減し、合意残高と合わせると4130億円となる。すでに中計期間中の削減目標である3000億円突破が確実な状況。「足元の進捗(しんちょく)を踏まえ、5000億円へと引き上げることを決定した」(亀澤宏規社長)。


政策保有株は21年3月末に1兆8600億円あった。これを5000億円削減することから、24年3月末には1兆3600億円となる計画だ。


21年度に削減した取得原価ベース1690億円の売却額は4700億円で、約3000億円が売却益となった。22年3月末の政策保有株式残高は1兆6900億円。

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