みずほFG、温暖化ガス排出目標30年度に前倒し サステナ強化
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みずほフィナンシャルグループ(FG)は脱炭素社会の実現に向けて、自社の温暖化ガス(GHG)排出分を実質ゼロにする目標を従来の2050年度から30年度へ前倒しする。サステナビリティの取り組み強化策の一つとして5月17日に発表した。
みずほFGは、国際的な気温上昇目標の2℃より気候変動の影響がさらに小さい1.5℃に抑制することを追求する。こうした目指す姿に加えて、ネットゼロ移行計画に取り組む。
今回、自社のカーボンニュートラル目標を前倒しのほか、投融資先の排出量を50年度に実質ゼロにする中間目標も策定。電力セクターでは、30年度までにGHG排出量を138~232kgCO2/Mwhへと20年度実績の388kgCO2/Mwhから4~6割削減を目指す。
このほか、現時点で石炭火力発電や石炭採掘(一般炭)で与信取引のない企業との新規取引は行わないことを投融資方針に追加。脱炭素に向けてバリューチェーン・サプライチェーン全体に対する取り組みも強化する。
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