日本生命・大澤氏が意思決定メンバーに 脱炭素推進の国際組織で
2022.05.17 19:09
日本生命保険の大澤晶子取締役常務執行役員(56)が5月17日、気候変動の国際的なイニシアティブ「ネットゼロ・アセットオーナー・アライアンス(NZAOA)」の意思決定機関のメンバーに就任した。意思決定機関への参画は国内金融機関で初となる。
NZAOAには資産運用ポートフォリオの温室効果ガスネットゼロにコミットする国内外の保険会社・年金基金など72機関が加盟する。意思決定機関は、独アリアンツや国連PRIなどから派遣された7人のメンバーで構成。アライアンス加盟社に求めるコミットメントの基準や、予算など重要な事項に関する意思決定を担う。
大澤氏は1988年入社、18年から執行役員リスク管理統括部長として気候変動問題に関与。21年度からはCIOとして、約1500社の投資先上場企業に対するスチュワードシップ活動など、同社の資産運用における気候変動対応の取り組みをけん引している。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に
- 信金中央金庫、栃木信金に資本支援 資本注入ルールを改定