福井銀、22年3月期純利益73%増 負ののれん計上
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福井銀行は5月13日、2022年3月期決算を発表した。21年10月に子会社化した福邦銀行が連結対象となった。
連結ベースで経常収益は458億円と前年同期比8%増えたが、経常損益は予防的な引き当てを行ったことで7億5400万円の損失。店舗統廃合による固定資産の減損損失を計上したものの、負ののれん発生益46億5800万円を計上し、当期純利益は73.8%増の44億4000万円だった。
福井銀単体では、経常利益が81.3%減の5億8400万円、当期純利益が75.8%減の4億9100万円。コア業務純益は2.1%減の54億8600万円。
福邦銀単体は、経常損益が24億5700万円の損失、最終損益は33億8000万円の純損失。コア業務純益は42.3%増の5億2500万円。
23年3月期の連結純利益予想は前期比61.7%減の17億円を見込む。会見した福井銀の林正博頭取は「これからグループ化のシナジー効果が表れてくる。両行ともに予防として貸倒引当金を計上しており、将来に向けて企業を支援できるようにした」と話した。
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