京葉銀、22年3月期純利益51.5%増の112億円 80周年で記念配当

2022.05.12 21:54
決算
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取引先支援について「事業承継は大きな使命の一つ」と話す熊谷頭取(5月12日、本店)
取引先支援について「事業承継は大きな使命の一つ」と話す熊谷頭取(5月12日、本店)

京葉銀行が5月12日に発表した2022年3月期連結純利益は前の期比51.5%増の112億円だった。同日、会見した熊谷俊行頭取は、「21年度から3カ年の中期経営計画で初めて迎えた年度決算。課題解決型営業の強化を掲げた法個人への取り組みの成果が表れた」と述べた。23年3月期予想は前期比6.1%減の105億円を見込む。


単体では役務取引等利益が21年3月期を16億円超上回る83億8800万円と過去最高を記録した。投資信託販売などの預かり資産関連や法人のソリューション関連の手数料増加が寄与した。経費は営業体制などの見直しで3億9900万円減少。コア業務純益は33億1300万円増の216億円となった。


与信関連費用は18億3000万円減少して30億7600万円。導入したフォワードルッキング引き当てやキャッシュフロー見積り法について、熊谷頭取は「引き続き手法を精査しながら高度化していきたい」と話した。


同行は23年3月に創立80周年を迎える。23年3月期は1株当たり年間1円の記念配当を実施し、普通配当金と合わせると年間配当金は22円となる予定。

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