りそなHD、22年3月純利益11.7%減 外債売却損が響く

2022.05.12 18:51
決算
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決算を説明する南社長(5月12日、東京本社ビル)
決算を説明する南社長(5月12日、東京本社ビル)

りそなホールディングス(HD)の2022年3月期連結決算は、当期純利益が前の期比11.7%減の1100億円だった。米国の金利上昇から外国債券など第4四半期に売却損を約550億円計上したことが響いた。23年3月期純利益目標は前期比36.4%増の1500億円を見込む。


22年3月期の業務粗利益は前の期比5.8%減の6019億円。役務取引等利益と信託報酬の合算したフィー収益は、資産形成サポートと法人ソリューション分野がけん引し、同8.7%増の2083億円と過去最高水準を確保した。与信費用は一部貸出先の債務者区分見直しに伴い、計画比147億円悪化の587億円となった。


同日会見した南昌宏社長は、フィー収益について「種をまいてきたグループアプリやファンドラップなどの注力ビジネスが収益の柱に成長」と説明。同収益の23年3月期計画は2200億円。今期の取り組みでは、「次世代へ向けて異業種との連携や新会社複数を設立し、地域課題解決の基盤構築に注力する」と述べた。

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