横浜信金 新人が盲導犬ユーザーへの接客学ぶ

2022.05.10 04:50
人材育成
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク
新人は講師(右)から盲導犬ユーザーへの接客を学んだ(5月9日、事務センター)

横浜信用金庫(横浜市、大前茂理事長)は5月9日、新人研修の一環として事務センターで「盲導犬ユーザー受け入れ・接客セミナー」を初めて開催した。視覚障害者への理解促進が狙い。日本盲導犬協会から講師を迎え、盲導犬ユーザーへの接し方を学んだ。


日本には30万人以上の視覚障害者がいるとされ、完全に視力を失った人が1割、9割は「目が見えにくい」状態にある。「見えにくさ」にも視野が狭まったり、視界が濁ったりするなど様々な症状があるため、症状に合わせた支援が求められる。


そのため講師は、店内を案内する際に手を引く必要があるのか、代筆は必要か――など来店時に「どんな支援が必要かを確認してほしい」と指導。その際、盲導犬には刺激を与えないよう声を掛けたり、触ったりするのは避けるよう注意も促した。


金銭授受の場面は特に注意が必要とし、「お金を(視覚障害者から)受け取る時は、トラブルを防ぐためにも金種を必ず声に出して」と強調した。


犬が好きだという新人の竹林歩美さんは「(街で)見かけると触ってしまうこともあるけれど、盲導犬には十分な配慮が必要だと初めて知った」と話した。

すべての記事は有料会員で!
無料会員に登録いただけますと1ヵ⽉間無料で有料会員向け記事がご覧いただけます。

有料会員の申し込み 無料会員でのご登録
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

関連記事

人事異動 横浜信用金庫(2024年4月1日)
横浜信金、本部ビルでパン販売会 障がい者の就労機会拡大
パンを買う信金職員(右、3月27日)
千葉信金と横浜信金、信金中金の研修生かす ノウハウ学び新中計策定
新中計について打ち合わせをする小林靖典さん(左)と原田祐也さん(2月27日、横浜市中区の横浜信金本部)
首都圏信金・信組の24年問題対策(中) 運転手確保と価格交渉支援
埼玉県の価格転嫁支援制度について白井運送の白井威社長(右)に説明する飯能信金日高支店の砂見啓斗さん(3月18日、埼玉県日高市)

関連キーワード

人材育成

おすすめ

アクセスランキング(過去1週間)