ちいきん会から派生 かながわナレッジ発足 交流を重視

2022.04.29 21:33
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グループごとに議論を交わす参加者たち(4月29日、八潮学園大学)

地域金融機関などの有志が集まる「ちいきん会」。その派生団体としてこのほど「かながわナレッジ」が神奈川県で立ち上がった。4月29日、横浜市内で開かれたキックオフミーティングでは、ちいきん会代表理事の新田信行氏(元第一勧業信用組合理事長)の講演や参加者同士のディスカッションが行われた。


東京都、神奈川県の金融機関や信用保証協会の職員、士業を営む自営業者など20人余りが参加した。新田氏は「地域金融のあるべき姿と中小企業支援者への期待」をテーマに講演。企業をみる際、金融機関は「経営者の資質や企業文化といった“見えない資産”にもっと着目してほしい」と強調した。 


参加者同士の交流を図るグループディスカッションも行われ、「中小企業が描くSDGsの有効活用」について議論した。 


ちいきん会は、すでに「ダイアログ」と呼ばれる地域組織が各地で立ち上がっており、金融機関や行政の有志が地域の活性化に向けて活動を展開している。


ダイアログが、ある目的の達成に向けて活動しているのに対し、ナレッジは「参加者同士の交流を重視したい」と主宰する平塚信金の猪股裕氏は話す。「仕事上の悩みや業界が抱える課題など様々なテーマについて参加者同士が意見交換し、議論を交わす場にしていきたい」と語る。今後はオンライン、リアルの両方で定期的に開催していく。

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