脱炭素は大規模投資不可欠 独ショルツ首相が講演
2022.04.28 19:51
来日中のドイツのオラフ・ショルツ首相が4月28日、東京都内のホテルで講演し、「日本をはじめとしたアジア太平洋地域の“共通の価値観”を持つ国と連携する」と強調した。在日ドイツ商工会議所が「日独ビジネス・ダイアログ」として開催。日独のトップ経営者約150人が出席した。
ショルツ首相は、両国の共通点を中小企業に支えられた貿易立国とし、日本の経済安全保障を参考に、ドイツ経済の分散化と強靭化を進めていると述べた。
演説後ショルツ首相は、日本側の経営者から欧州の銀行による脱炭素投資について質問を受け、「脱炭素には大規模な投資が欠かせない。法的な整備も含めて長期的に取り組むことが重要だ」と答えた。