東北銀、新頭取に佐藤専務 村上氏は代表権付き会長
2022.04.28 15:03
東北銀行は4月28日の取締役会で、村上尚登頭取(70)の代表取締役会長就任と佐藤健志専務(55)の頭取昇格を内定した。6月22日開催の株主総会後の取締役会で正式決定する。新たな中期経営計画が2022年度から始まるタイミングでトップの世代交代を図る。頭取交代は8年振り。
村上氏は、東日本大震災からの復興途上の2014年6月に頭取に就任。成長予備軍と位置づける中小零細先への支援を強化し、在任中に中小事業者向け貸出金を800億円以上増加させた。また、利益剰余金を70億円以上増加の120億円超(21年9月期)に積み上げた。
新頭取となる佐藤氏は、戦略サポート部長や戦略統括部長、地域応援部長など、営業部門を歴任。同氏は頭取就任について「当行がこれまで実践してきた『中小事業者への積極的な支援』を継承し、今後一層深化を図るとともに、地域活性化につながる新たなビジネスモデルの構築に果敢に挑戦していきたい」とコメントした。