十六銀、経産省らの支援制度に指定 カーボンニュートラル実現へ

2022.04.27 18:05
脱炭素
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十六銀行は4月27日、財務大臣と経済産業大臣から「カーボンニュートラル実現に向けたトランジション推進のための金融支援制度」における金融機関に指定されたと発表した。指定日は4月26日で東海3県で初めて。


この制度は、経産省が2021年8月にカーボンニュートラル実現に向けたトランジション推進のための利子補給事業として開始。計画認定を受けた事業者への指定金融機関が実行する融資に対し、日本政策金融公庫を通じて利子補給金を交付するもの。


同事業に伴い、同行は5月下旬をめどに「サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)」の取り扱いを開始する。あらかじめ設定した目標の達成度合いに応じ、融資期間中の金利を最大0.2%引き下げる成果連動型で支援する。


同制度を利用することで、従来のSLLと異なり、契約当初から初回目標達成判定までの期間について0.1%の金利優遇を適用。事業者にとっては通常よりもコストを抑えた資金調達ができ、トランジション推進に取り組むことができる。


SLLは融資額5000万円以上で、融資期間は7年以上。計画認定に際し、外部機関のセカンドオピニオン取得などが条件となる。

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