クラウド型電子署名サービス協議会、なりすまし対策示す
2022.04.26 18:45マネーフォワードやfreeeなど7社で構成するクラウド型電子署名サービス協議会は4月26日、「なりすましリスク」に対するホワイトペーパーを公表した。中間者攻撃など他の利用者のふりをして行う不正行為を念頭に策定。なりすましリスクの類型化・可視化し低減方法を示すことで、ユーザーの不安を解消する。
契約当事者とは関係のない第三者による冒用事案など、想定されるケースを3つに分けて検討した。発生確率や影響度、サービス提供事業者と契約当事者による低減措置を例示。例えば、アカウントのメールアドレスやパスワードによる知識認証に加え、トークンアプリでの所持認証をかけ合わせることで、より困難にできるとした。
他方、電子契約のみで経済活動や事業活動は完結せず、実害が発生しにくいことから、「総じて低いリスクに留まると考えられる」としている。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域銀7行が先行導入 マネロン機構のAIスコア
- 春の叙勲 金融界から24人
- 金融5団体と商工中金、適正な競争へ新枠組み 過去の民業圧迫踏まえ
- 地域銀・信金、取引先の経費削減支援 コンサル会社と連携拡大
- 京都信金、職員向け「京信大学」200回 講座受講者、延べ4000人超
- 十八親和銀、投信客への架電デスク新設 7万先にアプローチ
- Techで変える(2)宮崎銀、融資稟議書作成を自動化 業務時間は95%削減
- 日銀、政策金利を据え置き トランプ関税で海外経済減速見通し
- 大手損保、地銀の窓販デジタル化 火災保険、満期急増で
- SMBC日興証券、25年3月期純利益727億円 純営業収益はSMBC入り後過去最高