コロナ破たん1.6倍に増加 21年度は1846件
2022.04.02 04:51
2021年度の新型コロナウイルス関連破たん件数(負債1000万円以上)は、前年度比57.3%増の1846件となった。東京商工リサーチがまとめた。
21年度は4月以降100件超えが続き、9月以降4カ月連続で最多を更新。22年3月は初めて月間200件を上回り、最多の216件となった。
都道府県別では東京都で654件、大阪府が308件となり、8都道府県で累計100件以上に広がった。業種別では飲食が前年度比1.5倍増の511件となった。負債額別では1億円未満が1652件と半数以上を占めた一方、100億円以上の大型破たんも8件と中小・零細企業から大企業まで拡大している。
形態別では企業消滅型の破産が9割を占め、会社更生法や民事再生法による再建型の選択が困難なことが浮き彫りとなった。