地域の復活へ新たな仲間 首都圏信金で入庫式
2022.04.01 15:28
首都圏信金で4月1日、入庫式が開催された。ほとんどが対面式に戻しており、研修もリアル開催が主体となりそうだ。
城南信金は本店4階で入庫式を開催。川本恭治理事長は新入職員40人に向け、小原鐵五郎氏の3つの心がけ「正確な仕事を行う」「公私の別を明かにする」「マナーを守る」の言葉を贈り、「この基本中の基本を心がけて仕事に取り組んで欲しい。そして、持てる力を存分に発揮し、地域の力強い復活を支援するために活躍してほしい」とした。新入職員らは最初の1週間は営業店に出社。その後4月~6月の3カ月間の研修中、各月約10日間を集合研修に充てる。この他、信金中金でのレクチャーや渋沢栄一記念館の見学などが組まれている。
東京ベイ信用金庫は今年度、男性10人、女性18人の計28人を採用した。千葉県市川市の本部で入庫式を開き、配属先を発表。その後、配属先の支店長が会場に駆けつけ、新入職員と顔合わせし、一緒に各支店に向かうのが同信金の伝統だ。「新たな仲間に加わる新入職員を大事にしたいとの思いから続いている」(人事部)という。沼南支店(柏市)に配属された村山凌河さんは渡辺正和支店長と初対面。緊張した面持ちで「力になれるようがんばります」と話した。2人は酒井正平理事長から「体に気をつけてがんばれよ」とエールを受けながら店舗に向かった。
横浜信用金庫(横浜市)の大前茂理事長は、「信用金庫の職員としての誇りと自覚を持ち、常に経営理念を意識した活動をすること。自己研鑽に努めること。若者らしい大きな夢を持って、何事にも失敗を恐れず、チャレンジ精神で向かっていくこと」と述べ、「今の喜び、今の緊張感を忘れず、しっかり研修を受けて、基礎を身に着けるように」と話した。総勢48人の新入職員は5月まで本部でマナー研修などを受講し、6月から各店へ配属される。
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