ほくほくFG、 新社長に中沢取締役 9年ぶり交代 新中計開始

2022.03.25 20:30
役員人事 経営計画・戦略
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会見する中沢次期社長(左)と庵社長(3月25日、ほくほくFG本社)
会見する中沢次期社長(左)と庵社長(3月25日、ほくほくFG本社)

ほくほくフィナンシャルグループ(FG)は3月25日、庵栄伸社長(65歳、北陸銀行頭取)の後任に中沢宏取締役(59歳、同取締役常務執行役員)が就任する人事を発表した。9年ぶりのトップ交代となる。あわせて、庵氏は北陸銀会長となり、中沢氏が同行頭取に就く。


同日の取締役会で内定し、6月23日開催予定の株主総会とその後の取締役会で正式就任する。庵氏はFGの経営から退き、北陸銀会長の麦野英順氏(65)は同行顧問に就く予定。


庵氏は中沢氏を指名した理由として「タフネスで努力家」と、その人柄をあげた。「人をやる気にさせるだけでなく実行させる力がある」とし、変革の時代に合ったリーダーと評した。


4月から3年間の第5次中期経営計画「Go forward with Our Region」のスタートに合わせたトップ交代となる。新中計では、課題解決力の強化やビジネスモデルの変革に挑戦する。同時に策定した長期ビジョン実現に向けて、環境やデジタルトランスフォーメーションなど新たな分野に挑戦する期間に位置付ける。


本社ビル新築移転



富山駅北口に新築移転するほくほくFG新本社ビルのイメージ図
富山駅北口に新築移転するほくほくFG新本社ビルのイメージ図

新FG本社ビル建設構想も発表。北陸新幹線延伸を見据え開発が進む富山駅北口に新築移転し、北陸銀本部も入居する。2026年度内の竣工(しゅんこう)を目指す。



<略歴>中沢宏氏(なかざわ・ひろし) 富山県出身、86年明大卒、北陸銀入行、二の宮、琴似、浅草、福井各支店長、総合企画部長を経て、16年執行役員本店営業部長、17年取締役執行役員本店営業部長兼荒町支店長、18年取締役常務執行役員富山地区事業部本部長、19年ほくほくFG取締役、20年北陸銀取締役常務執行役員営業推進本部副本部長、21年6月東京地区事業部本部長兼務(現職)。

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