大垣西濃信金、シ・ローンで価値向上支援 商工中金と第1号組成
2022.03.25 19:35
大垣西濃信用金庫(岐阜県、栗田順公理事長)は、生産設備の増設で新工場を建設する「東海牛乳」(岐阜県)に対し、総額35億円のシンジケートローンを商工組合中央金庫との共同主幹事で取りまとめた。同信金がアレンジャーとなるのは初。
今回はコミットメントライン型のタームローンで、融資枠を設け複数回に分けて貸し出すスキームとした。融資総額のうち、同信金が16億円、商工中金が8億円で、残る11億円を参加機関の十六銀行、名古屋銀行、岐阜信用金庫が融資する。契約締結日は3月24日。
シ・ローンの組成にあたり25日に、同信金本店で記念盾を贈呈。栗田理事長は「東海牛乳の製造販売力や衛生管理面など、消費者の支持を得た取り組みと業容拡大を評価した」と述べ、今後も地域経済にとって不可欠な中小企業の価値向上を支援する方針を示した。