武蔵野銀、災害時に本店開放 さいたま市と協定
2022.03.23 17:39
武蔵野銀行は3月23日、さいたま市と「災害時における帰宅困難者の受け入れに関する協定」を締結した。大規模災害が発生した際に本店ビルを帰宅困難者200人の一時滞在先として開放。トイレ、水道水、冷暖房のほか、市から支給されている食料、生活必需品などを提供する。
本店ビルは、中間免震構造を採用し高水準の耐震グレードを確保、非常用発電装置で最長3日間の電源供給が可能。災害発生時には、大会議室およびホワイエ(500平方メートル超)に200人を受け入れる。同市から1泊の受け入れを想定した飲食料200食、毛布、排泄物処理セットが提供されるが、それを超える場合は行員用備蓄品(約500人、3日分)を流用する。
長堀和正頭取は「東日本大震災の時に帰宅できずに困っている方々を目の当たりにした。地域金融機関として皆様のお役に立ちたい」と協定締結の思いを語った。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に
- 信金界、「ことら送金」240信金に拡大 周知姿勢で温度差も