ふくおかFG、東京センチュリーと提携 リース利益2倍へ
2022.03.15 04:50
ふくおかフィナンシャルグループ(FG)は3月14日、傘下の十八総合リースと東京センチュリーの資本・業務提携に関する契約を締結したと発表した。東京センチュリーがFFGリースの株式を25%取得(持分法適用関連会社化)し、リース事業拡大に向けて営業面のノウハウを提供する。十八総合リースは4月1日付で、社名をFFGリースに変更。本社も長崎県から福岡市博多区の十八親和銀東福岡支店2階に移転し、戦略的子会社として事業拡大を目指す。
ふくおかFGは2021年9月、東京センチュリーと資本・業務提携について基本合意していた。今回の提携で、自動車や航空機、不動産などの幅広いリースサービスを生かし、企業の投資や資金調達手段を増やし取引ニーズに応えたい考え。東京センチュリー子会社の日本カーソリューションズからオートリース関連業務の支援なども受ける。
FFGリースは、4月から約10人増員し50人体制でスタートする。福岡の中心地天神・博多地区から県内全域、熊本県にも順次営業を展開していく。ふくおかFGの担当者は「数年後のリース事業利益を、現在の2倍以上にしたい」と語る。
ふくおかFGは、19年の旧十八銀との統合まで傘下にリース会社がなかった。
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