にいかわ信金、 18歳成人対応のカードローン 対象年齢引き下げ

2022.03.07 19:58
貸出・ローン 若年層取引
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にいかわ信用金庫(富山県、岸和雄理事長)は、4月から成人年齢が18歳に引き下げられることに伴い、自動車ローンや教育ローンといった目的型ローンと、カードローンの契約対象年齢を18歳以上に引き下げる。


生活に必要な資金や資格取得資金など18、19歳の新成人の「前向きなニーズを応援していく」(同信金)ことが対象年齢引き下げの狙い。金融庁が事前にカードローンに関する対応を調査するなど慎重になっていることもあり、対象年齢を引き下げる信金は少ないとみられている。


同信金では、新成人のカードローン利用限度額は30万円とし、対象は勤続3カ月以上の正社員のみとする。独自のチェックシートを用い、収入と支出のバランスをヒアリングし、返済可能額を把握のうえ一定の基準を満たす必要がある。ヒアリングを必須とするためウェブ完結型は対象外。


若年層顧客が多重債務に陥らないよう、金融庁発行の「基礎から学べる金融ガイド」を手渡し、家計管理や生活設計、クレジットやローンなどの留意点について説明する。


同金庫は、適切な業務運営を通じて「新たに成人と認められた若者の資金ニーズを尊重し生涯にわたる金融パートナーとなりたい」(営業統括部)としている。

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