4日の平均株価は大幅反落、ウクライナ原発攻撃でリスク回避 一時昨年来安値更新
2022.03.04 15:54
3月4日の東京株式市場は大幅に反落した。ロシア軍の攻撃を受けてウクライナの原子力発電所で火災が起きていることが報じられ、投資家のリスク回避の動きが加速した。
この日は安く始まったあと午前途中に平均株価は一時800円超下落し、昨年来安値を更新する場面があった。終値は前日比591円80銭(2.23%)安の2万5985円47銭。
楽天証券経済研究所の土信田雅之シニアマーケットアナリストは、「2万6000円割れから下がパニック売りとの境界線」とし、「来週以降は2万6000円を意識しながら動く可能性が高い」と予想する。
週明けにロシアとウクライナの3回目の停戦交渉が行われる見通し。土信田氏は「停戦期待で株価が戻す可能性はあるが、これで止まるかどうかは分からない」と述べた。
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