秋田県内5金融機関、相続手続きを共通化
2022.03.02 07:43秋田県内に本店を置く5金融機関は、4月1日から相続手続きを共通化する。顧客に提出を求める書類や書式を統一することで、顧客の利便性を向上。取り扱いに関する共通のマニュアルも作成する。
共通化するのは、秋田銀行、北都銀行、秋田信用金庫、羽後信用金庫、秋田県信用組合の5金融機関の相続手続き。具体的には、これまで金融機関ごとに異なっていた「相続手続依頼書」の書式や、戸籍謄本や印鑑証明書などの確認書類を同一にする。
高齢化率で全国1位の秋田県の金融機関では、年々相続手続きが増えているという。相続人が県外に住んでいる事例も多く、金融機関ごとに異なる手続きは顧客の負担につながっている面もあった。