十六FG、IT企業と合弁事業 売上高30億円めざす

2022.03.02 04:42
DX 新会社設立
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合弁事業の開始に伴い、テープカットに臨む(左から)西部社長、池田直樹・十六FG社長、宮地正直・電算システムHD会長(3月1日、JDDS本社)
合弁事業の開始に伴い、テープカットに臨む(左から)西部社長、池田直樹・十六FG社長、宮地正直・電算システムHD会長(3月1日、JDDS本社)

十六フィナンシャルグループ(FG)は3月1日、IT企業の電算システムホールディングス(HD)とデジタル分野での合弁事業を開始した。合弁化した新会社は「十六電算デジタルサービス(JDDS)」。需要が高まるデジタルトランスフォーメーション(DX)力の高度化で、課題の解決支援を積極展開する。


新会社は十六FGが6割、電算システムHDが4割を出資。同日、同FG100%子会社の十六コンピュータサービスと同HDとの合弁会社とした。地域銀行と上場IT企業の合弁による銀行業高度化等会社は全国で初とみられる。


事業開始当初は、電算システムHDからの出向者6人を含む62人体制で運営する。ソリューション提案力に強みを持つ同HDとの融合で、物の計量のみで在庫数を容易に管理できるソリューションシステムなどのメニューを取りそろえた。同FGの課題発見力と合わせることで、企業や行政のDX化に貢献する。


同日のセレモニーでJDDSの西部里美社長は、「合弁化により強みを融合でき、銀行法の関係上これまで難しかったことにも積極的に取り組める」と語った。同社は多様な地域ニーズに対応することで、前身の十六コンピュータサービス時代に7億5000万円(2021年3月期)だった売上高を、5~10年のスパンで30億円まで引き上げたい考えだ。

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