(更新)荘内銀、頭取に松田取締役常務が昇格

2022.03.01 20:00
役員人事
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会見に臨む田尾頭取(右)と松田取締役常務(3月1日、荘内銀山形本部)
会見に臨む田尾頭取(右)と松田取締役常務(3月1日、荘内銀山形本部)

荘内銀行は3月1日、田尾祐一頭取(63)が代表権のない会長に就き、松田正彦取締役常務執行役員(54)が頭取に昇格するトップ人事を発表した。松田氏は荘内銀出身。同行および持ち株会社で企画部門をはじめとする本部経験が豊富。4月1日付で第11代目の頭取に就任する。


1日に同行山形本部で開いた記者会見で、田尾氏は就任から2年間の取り組みを披露。従来の対個人が中心のビジネスモデルから法人個人一体営業体制への転換を進め、経費削減などによる経営効率化も行い、一定の成果が表れてきたことを強調。「改革が軌道に乗り方向性、道筋がつけられ、バトンタッチのタイミングが来た」と、交代を決断した理由を説明した。 


後任の松田氏については「営業、経営企画、財務に加え、DX(デジタルトランスフォーメーション)分野など幅広い知見、豊富な経験があり、加えて地方創生に対する情熱があふれる、気概ある人物。改革を進め、力強くけん引していただきたい」と述べた。


松田氏は、「この改革の勢いを緩めることなく継続し、強化していくことが第一のミッション」としたうえで、大切にしたいことに地方創生、法人個人一体のコンサルティング営業の深堀り、人財を大切にする組織づくりの3点を挙げた。


「生え抜きの頭取らしく地元への愛着を原動力とし、専任の頭取としてお客さま、地域に寄り添い、一緒に汗をかくことで信頼され、相談される銀行であり続けることを目指す」と、抱負を語った。なお、生え抜きの頭取としては松田氏で7人目。


なお、前頭取の上野雅史会長(64)は取締役となり、6月の株主総会後に取締役を退任し名誉顧問に就任予定。



4月1日付で頭取に就任予定の松田・取締役常務執行役員
4月1日付で頭取に就任予定の松田・取締役常務執行役員

松田正彦氏(まつた・まさひこ) 山形県出身、54歳。90 年慶大法卒、入行。企画部長、 フィデアホールディングス(HD)経営統括グループ長を経て14年6月同社執行役、17年6月荘内銀取締役兼執行役員経営企画部長、18年4月フィデアHD常務執行役、19年4月荘内銀取締役常務執行役員、20年4月同本店営業部長兼三瀬支店長兼宝田支店長、21年3月同温海支店長兼ねずが関支店長兼務、21年4月同鶴岡東支店長兼朝暘町支店長兼務。

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